NEWS_2008

小さなことから・・・
自分たちの出来ることから始めていこう

African JAG Presents「世界のストリートが手を繋いだら」2008年11月22日(土)

AFRICAN JAG PROJECT12月1日の世界エイズ・デーに先駆け、11月22日、恵比寿リキッドルームにてAfrican JAG Project主催のチャリティ・イベントを開催。
HIV/AIDSの撲滅を訴えるとともに、アフリカ大陸のHIV/AIDS問題や子供達の現状を伝えたいというコンセプトのもと、当プロジェクトの主旨に賛同する実力派アーティストがジャンルを超えて集結。会場内の各所に設置したモニターにはAfrican JAGがアフリカでの現地支援の際に撮影した映像。エントランス・ホールでは、African JAGのメンバーでもある澤田純による巨大ペインティングの展示、アフリカン・アートやアクセサリーの展示即売(売上げの20%をAfrican JAGへ寄付)、財団法人エイズ予防財団・提供によるコンドームの配布を行なうなど、ライヴ以外にも様々な切り口でHIV/AIDS問題を提起した。
19:00開演。<DJ DUCT>の土臭くもどこか優しいプレイで徐々に人々がフロアに集まりはじめ、パフォーマー・デュオ<VEKROTZ>が登場。華やかなステージングの中にも確固たる魂が込められたパフォーマンスで観客を魅了していた。<VEKROTZ>のパフォーマンス終了とともに照明が全て落とされ、暗転。ステージ後方の壁一面に「African JAGを知った日に、家に帰ってテーブルの上に散らばった小銭を見て思った。”命だ...” と。”粗末にしてはいけない。簡単にできることがありそうだ...” と。」という<VEKROTZ>からのメッセージが浮かびあがり、African JAGによる現地での活動風景や子供達の現状などをまとめたショート・フィルムの上映がスタート。静かに、でも強烈な視覚的メッセージを投げ掛けられ、フロアに詰めかけた人々が、恐らく初めて目にするであろう 同じ地球上で起きている現実を凝視している姿がとても印象的だった。
上映が終り登場したのは、最近国内でのホール・ツアーが大成功に終ったばかりの注目の若手コンポーザー/ピアニスト <天平>。自身のメジャーデビュー・アルバム『TEMPEIZM』から計7曲、渾身の演奏を披露。鍛え抜かれた身体からは想像しがたい、力強くも優しい音色に観客は酔いしれていた。普段はクラブなどで演奏する機会があまりないという<天平>だが、その魂は、普段ピアノの公演に足を運ぶ機会のない観客にもしっかりと届いていた筈だ。
AFRICAN JAG PROJECT<天平>に続き、「和製グレゴリー・ハインズ」の異名を取る 話題のタップ・ダンサー<熊谷和徳>が登場。タップの音のみでストーリーを構築していくシンプルが故に難しくもある手法を用いて、圧倒的なリズム感とボディ・アクションで見事な躍動感を表現。緩急織り交ぜた独創的なステップで自らの世界を築き上げると、中盤でポエトリー・リーディング・アーティストのマーセラスを呼び込み「Save AFRICA! Save US!」の掛け声の中、圧巻のパフォーマンスを披露。計算し尽くされたものではない、リアルタイムで形成されていくタップと声とのコラボレートでフロアを歓喜の渦に巻き込んでいた。
そしてこの日 最後に登場したのは<DJ KRUSH>。激しいタップのビートから一転、深く、重く、それでいて心地良い、緩やかな流れで会場全体を独自の世界へと誘う。中盤からは徐々にテンポを上げていき、「KEMURI」など自身の楽曲から、マッシヴ・アタックやポーティスヘッドまで枠にハマらない縦横無尽なミックスを披露。タイト且つオリジナリティー溢れる構成で観客を魅了した。終盤には、なんと<熊谷和徳>が飛び入り参加して<DJ KRUSH>とのセッションが突如スタート。これには観客も狂喜乱舞。アンビエントなビートに乗せて<熊谷和徳>が自らのタップで新たなビートを刻んでいく。ラストへ向かうにつれてピッチを目まぐるしく変化させていく<DJ KRUSH>。それに呼応するかのようにステップを刻んでいく<熊谷和徳>。
AFRICAN JAG PROJECTそんな2人の掛け合いに、フロアは釘付けとなった。最初は異ジャンルのアーティスト達のラインナップという事で不安要素もあったが、それぞれが実力を存分に発揮した魂のパフォーマンスが披露された、とても素晴らしい内容となった。また、彼らの熱いパフォーマンスを通して、詰めかけてくれた多くの来場者もそれぞれに何かを感じ取ってくれた様子。ライヴ終了後も「購入することで力になれるのであれば!」と、物販ブースには遅くまで人だかりができた。
<VEKROTZ>が募金箱に見立てた瓢箪(カラバッシュ)を手に会場内で募金の協力を呼びかけてくれたこともあり、この日の募金額は 総計¥28,988。これまでで最も多くの金額が寄せられた。それぞれが「今できること」を自分なりに行動に移す。「世界のストリートが手を繋いだら、それは大きな力に変わっていく」というAfrican JAG のスローガンを体現した素晴らしい一夜となった。
出演者の皆様、リキッドルームはじめ関係者の皆様、当イベントの告知や露出に御協力頂きました各媒体関係者の皆様、そして御来場頂いた皆様に、心より感謝致します。有難うございました。
※又、今回のイベントの模様は、既にSpace Shower TVの「MUSIC REPORT」で11/26に取り上げられ、12/1世界エイズ・デーには渋谷FMでの特番もオンエアされましたが、この後、下記媒体でもフィーチャーされる予定です。特に渋谷FMにて毎月第3火曜日に放送中のAfrican JAG主催のレギュラー番組では、11/22にも出演してくれたタップ・ダンサー 熊谷和徳さんの生出演が決定。また、BSフジの特番では、イベント出演者以外に賛同してくれているアーティストや当日来場者からのコメントも頂いているので、イベントに来て頂いた皆さんも、見逃した皆さんも必見です。
<ラジオ>12/16 渋谷FM『Radio JAG』 19:00~20:00 O.A.
ゲスト:熊谷和徳 (タップ・ダンサー) パーソナリティ:浅野典子
<TV>12/16  BSフジ『MUSIC.S: African JAG - 世界のストリートが手を繋いだら』深夜24:00~24:55O.A.
<雑誌>「Ollie」09.1月号 (12/14発売)※African JAG特集 「DDD」09.2月号 (12/27発売) ※イベント・レポート
「ピアノスタイル」09.2月号 (来年1/20発売) ※イベント・レポート

早稲田祭2008 African JAG × やんぐいーぜる「Torip to Africa」出展レポート

AfricanJAG
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11月2日(日)・3日(月・祝)、早稲田大学にて、「早稲田祭2008」 が行われた。
学生をはじめとする若い世代の人達に、遠く離れたアフリカの諸問題を同じ地球上で今起こっている事としてリアルに感じてほしいと考えていたAfrican JAGに、定期的に展示会を行うなどのアート活動を展開している造形美術サークル<やんぐいーぜる>が賛同。まずはアフリカの“光”の部分であるアフリカン・アートを通してアフリカを身近に感じてもらい、そこを入り口にしてアフリカの諸問題を考えてもらえるような、そんな未来に通じる展示会を行ないたいと両者の意見が一致した。早稲田祭当日は、お天気も良く、秋の優しい日差しの中で鮮やかなアフリカン・カラーが冴え、2日間で約500名が来場。アフリカの持つ、“光” と “闇” その両方を感じてもらえる展示会を行なうことが出来た。
”TRIP TO AFRICA”と題した展示会は、普段は授業が行われている教室に色鮮やかな布・ユニークな絵画・個性豊かな立像などのアフリカン・アートを展示し、通常とは全く異なる、ゆるやかな癒し空間を作り上げた。こうした演出の一部は校舎内外からも見ることができ、展示会場は、そのアフリカン・アートの魅力に惹き付けられた多くの来場者で賑わった。
工夫を凝らした演出により、会場内では至るところから「アフリカ」が感じられ、様々な角度からゆったりとアフリカン・アートに触れられると大好評。普段は目にすることのない色彩感覚と独自の手法を用いたナイジェリア・オショボ派の絵画群はもちろん、特に、大きく重厚な藍染の布に細かな刺繍が施されたオールド・インディゴの古い民族衣装や、目の覚めるような大胆な色使いのビーズ作品、緻密な手作業が織り成す刺し子作品には感嘆の声があがった。アフリカの楽器を自由に触れて演奏できるスペースやアフリカン・アートの関連書籍閲覧コーナーなども活用し、思い思いに楽しんでいる様子が伺えた。
AFRICAN JAG PROJECT”TRIP TO AFRICA”と題した展示会は、普段は授業が行われている教室に色鮮やかな布・ユニークな絵画・個性豊かな立像などのアフリカン・アートを展示し、通常とは全く異なる、ゆるやかな癒し空間を作り上げた。こうした演出の一部は校舎内外からも見ることができ、展示会場は、そのアフリカン・アートの魅力に惹き付けられた多くの来場者で賑わった。
工夫を凝らした演出により、会場内では至るところから「アフリカ」が感じられ、様々な角度からゆったりとアフリカン・アートに触れられると大好評。普段は目にすることのない色彩感覚と独自の手法を用いたナイジェリア・オショボ派の絵画群はもちろん、特に、大きく重厚な藍染の布に細かな刺繍が施されたオールド・インディゴの古い民族衣装や、目の覚めるような大胆な色使いのビーズ作品、緻密な手作業が織り成す刺し子作品には感嘆の声があがった。
アフリカの楽器を自由に触れて演奏できるスペースやアフリカン・アートの関連書籍閲覧コーナーなども活用し、思い思いに楽しんでいる様子が伺えた。

大阪「ZETTAI-MU-13th Aniversary」出展レポート

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9月20日(土)、大阪・名村造船所跡地。BLACK CHAMBER、studio PARATITTA 、WHITE CHAMBERの3会場を使い、国内クラブ・シーンを代表する実力派アーティストが勢ぞろいして、DJ KURANAKA率いる<ZETTAI-MU>の13周年記念パーティーが大々的に行われた。その会場の一つであるWHITE CHAMBER脇の巨大空間の一角に、African JAG Projectのブースが出現。こういったCLUBイベントに足を運ぶ日本の若者にも、世界の現実を知ってもらいたいというDJ KURANAKAの呼びかけに賛同してのもの。実際、この日のイベントに遊びに来た大勢の若者がAfrican JAGの活動に興味を抱いてくれた。・・・・声をかけてくれたDJ KURANAKAに心から感謝。
この日、African JAGは、“表現を通じて世界の現実を知ってもらう”というコンセプトに基づき、スタッフが支援地で撮影したアフリカの子供達の写真を展示し、一方の壁には、アフリカの映像を投影するなど、視覚的なアプローチを試みた。最初は何気なく見ていた人々も、写真に添えられた子供達のメッセージに足を止め、次第に真剣な眼差しに。そして「50円で繋がる命があります」と書かれたAfrican JAGのワンコイン・キャンペーンのバナーを見て「どうして50円で命が繋がるの?」など積極的な質問も受けた。50円あれば病院でエイズの診察を受ける事が出来る事、又 病院へ行く交通費がない為に死んでしまう人々がいるマラウイでの現実、そして このブースでの売上の一部も、その支援資金として寄付されることを説明すると、募金箱代わりに設置したカラバッシュ(瓢箪)に多くの寄付が寄せられた。
AFRICAN JAG PROJECT又、この日、中央のテーブルには、アフリカのアクセサリーやオリジナル・グリーティングカードなどの展示即売デスクを設置。デスク上には、宝貝でできたブレスレット、牛骨のピアス、オールドビーズや真鍮のネックレスなどのアフリカン・アクセサリーや、ナイジェリア・オショボ派の画家たちによる作品で作られたグリーティングカードの他、この日のイベントに出演したDJ KRUSH や Shing02も参加している救済支援コンピレーションCD「African JAG vol.1」やスケートチームMAZEとのコラボDVDも販売。これらの売り上げの一部もAfrican JAGへ寄付された。
ブース・エリア奥のライヴ・ペインティング会場には、African JAGの主要メンバーでもある澤田純が登場。話題のライブ・ペインター、5名が集結した会場で、“澤田純” 独自の世界観が展開され、一際注目を集めた。そしてその傍らにも、カラバッシュでできたAfrican JAG募金箱を設置。こちらの募金箱にも、ライヴ・ペインティングを楽しむ来場者からも多くの寄付を頂いた。写真、映像、アート、クラフト、そしてそれらの持つ色彩とメッセージに触発され、普段は世界の現実に対して他人事になりがちな若者達が予想以上の興味を示し、積極的に募金箱やブースへ足を運んでくれたのが印象的だった。
今回の出展における寄付金は、展示即売からの売上の20% 及び 募金箱の寄付金を合わせ、総額¥16,348 となりました。DJ KURANAKAを始めとするZETTAI-MUの皆様、そしてAfrican JAGに興味を抱いて下さった皆様に、心より感謝致します。

「VEKROTZ × African JAG」@川崎CLUB CITTA 2009年7月18日から

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国内外の音楽アーティストやスケーター、現代アート作家など様々な “表現者”とコラボレートしてきたJAG Projectが、このほどダンスという新たな分野とのコラボレートを実現。多彩なアーティストのライヴやCM出演などで活躍するダンサー・KETZとVERONICAからなるダンスユニットVEKROTZと手を繋ぎ、国内ダンスシーン最高峰に君臨するダンスイベントにて “表現”を通した問題提起、そして支援の呼びかけを行いました。
コラボレートの舞台となったのは、4月26日に川崎CLUB CITTAで開催されたダンスイベント「MAIN STREET」。VEKROTZは「アフリカ」をテーマに色鮮やかなアフリカン・ドレスでパフォーマンス、African JAG Projectはアフリカのリアルな現実に目を向けてもらうための写真展示とブースでの情報発信を展開。「50円で救える命」をキーワードに、ワンコイン募金の呼びかけを行いました。
PM11:00頃、オープンとともにエントランス・ゲートは、若者を中心に幅広い年齢層の人々でごった返しました。このゲートを入ってすぐのエリアで行ったのが、アフリカに暮らす子供たちの日常を写し出した写真の展示。旱魃のたびに空腹に悩まされている現実、両親を失いながらも強く生き抜こうとしている姿などを、写真とともに子供たちの目線に立った彼らが発する“声”として書き添えたキャプションで来場者に発信していきました。
AFRICAN JAG PROJECTまた、ゲートからフロアに抜けるスペースには、アフリカの布に彩られたVEKROTZのパフォーマンス用特設ステージを設置。ひとしきり踊り疲れたオーディエンスと新たな来場者が行き交い始めたAM0:00頃、アフリカン・ドレスを独自の着こなしで身にまとったVEKROTZ の2人が、このステージに登場。アート集団SHINKILOWが巧みなライティング技術で作り出した、まるで生い茂る樹木の間から木漏れ日が差し込むような光の空間で、パフォーマンスを展開しました。「African JAG vol.1」の楽曲が流れるなか、時に激しく、時にゆるやかに妖艶なアクトを披露する2人。その姿に引き寄せられ、ステージのまわりには瞬く間に人垣が。突如繰り広げられた幻想的なパフォーマンスに、オーディエンスたちが酔いしれていました。そして、ステージを降りたVEKROTZは、カラバッシュと呼ばれるアフリカのひょうたんを乾燥させ、ビーズなどで装飾を加えた現地の楽器を募金箱に見立て、場内を練り歩きながらワンコイン募金の呼びかけを行いました。「たった50円で救える命」・・・50円の重さを一人ひとりに丁寧に訴えかけていく2人。その思いが人々の心を動かし、大勢の来場者たちが自ら進んで募金箱にコインを入れてくれました。
AFRICAN JAG PROJECT一方、特設ステージの近くに設けられたJAGブースでは、過酷な現地の実情を映像として伝えるとともに、より多くの人にAfrican JAGの活動を知ってもらうためのフライヤーやブックレットを配布。と同時に、アフリカの悲惨な面だけでなく魅力にも触れてもらえ、“購入”という身近な形で支援への参加が可能な物販コーナーを設置(売上げの20%を寄付に充当)。色鮮やかな布やアクセサリー、気軽にアフリカン・アートを楽しめるグリーティングカードなどの販売を行いました。ユニークで個性豊かなアフリカの品々を目にして足を止める人も少なくなく、アクセサリーをキッカケにAfrican JAGの活動に興味を持ってくれたり、「協力させてください」とお釣りを募金箱に入れてくれる人もいました。そして、イベントが終盤に近づいた頃、フロアでは、このイベントの主催者でもあるRAHAとゲストのZEEBRAがJAGブースの紹介と募金の呼び掛けを実施。さらにエントランス・エリアでは、VEKROTZがこの日3度目となるパフォーマンスを披露しました。こうした喚起が功を奏し、終演後も多くの人々がブースに立ち寄り、カラバッシュの募金箱を見つけて「これこれ!」と積極的にコインを入れてくれました。
今回、JAGとしては初のダンスイベントでの活動展開でしたが、熱い思いでコラボレートを申し出てくれたVEKROTZの協力により、新たなシーンへのアプローチを実現。しかも、ステージ上でのパフォーマンスのみならず、自らオーディエンスたちのなかに入ってメッセージや募金の呼び掛けを行っていた彼女たちに促されて、アフリカや支援をより身近に感じられた人たちも大勢いた様子。人から人へ直接伝えていくことの大切さ、そしてストリートが手を繋ぎあったときに生まれる力の大きさをあらためて痛感しました。
なお、今回のイベントを通して多くの方々に御協力頂いた募金の総額は、¥38,458+NT$1(台湾ドル)。この寄付金は、過酷な環境下にあるアフリカの子供たちのために活用させて頂きます。African JAG Projectでは、今後も様々な分野の“表現者”たちとコラボレートしていきたいと考えています。ご興味をお持ちの方は、African JAG Projectまで御連絡下さい。

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