MESSAGE
世界中のストリートが手を繋いだら
それは大きな力に変わっていく
坂本 龍一
ぼくたちはみな、昔アフリカから歩いて世界に広がった数家族の子孫だ。
その意味ではぼくたちはみんなアフリカ人だ。ぼくたちの故郷が困っているんだから、それを助けようとするのはとても自然なことだと思う。
熊谷 和徳
「母なる大地へ」今年一月にアフリカ、セネガルに行って来た。TAPのルーツであるアフリカのリズムは彼らのLIFEそのものだった。その美しい音と、大地と、歌声や笑い声、そして素晴らしい自然の恩恵をぼくらは守るべきだ。ぼくらはみんな繋がっているのだから愛と尊敬をもって。LOVE + TAP
天 平
HIV/AIDSは全世界で発生しているが、主にアフリカで猛威をふるっているせいか日本の方々はどこか身近な問題に感じれない人がまだまだ多い事と思う。だが、アフリカでは僕らと同様に毎日を生きている方達が絶えず命を落としている。それがもし自分のまわりの仲間達だとどれだけ悲しい事だろう。たくさんの方達がチャリティーに参加して下さる事を望んでいる。
DJ Spooky That Subliminal Kid
マグレブから南アの先端まで、ヒップホップは大陸に於ける物語の語り継がれ方を変えた。African JAG Projectは、音楽、デジタルメディア、そして理想的観念を通して現代のアフリカが直面する多くの人々の意識を高めていく世界的独創力だ。音楽はあらゆる壁を越えて伝わる。そしてそれはAfrican JAGにおいて、現代のアフリカが抱える最も切迫した問題に対しアーティストやミュージシャンが救いの手を差し伸べられる場を提供する一つの手段となっている。
VEKROTZ (KETZ + VERONICA)
今回参加できて、知ってもらえた実感が予想以上でうれしかったです。単純に「いいことした!」みたいなそんな気持ちで充分!そこから関心をもっていって何か別の形の活動に繋がっていったら・・・わたしもJAG初心者です。またお役に立てそうな何かを探していきたいと思います。<KETZ>世界は広い。地球の裏側で起こっている現実。それを気付かせてくれるJAG隣にいる大切な人達に向ける愛を みんなが少しずつでも 向けると救われるたくさんの命、たくさんの笑顔。その橋渡しをしてくれるJAG知って欲しいです・・・JAGの事。みんなの手が必要な事。<VERONICA>
ZAP MAMA
幾千もの涙 幾千もの
幾千もの笑い声 幾千もの新たなる命
幾千もの死 幾千もの生き方
幾千もの私達の決断 幾千もの人間としての在り方
K'NAAN
この曲は、俺の故郷・ソマリアにおいて未だ改善されない矛盾と戦争の状況に対して感情的に不安定な状態の中で書いた。その頃 常に考えていたのが、故郷を追放された者の気持ち。幼い頃から遊んだ場所、最初の友達を作った場所、そして初めて自分の夢を抱いた場所。曲の冒頭はポエトリーっぽく始まり、西アフリカの美しさ、一つの世代が抱く希望、古代の人々から築き上げられた文化などについて語っている。そして突如、俺達に戦争が降りかかってきた時の様にドラムが鳴り響き、ポエトリーは怒涛のリリックと化し、不平・不満が溢れ出して全てが崩壊しているような感情を覚える。事実、その通りとなった。この曲は、以前、何も起きていなかった頃に存在していたもの全てに対する俺からのトリビュートだ。
SING02
僕が物心がついたときはアフリカに居た。「アフリカ」という言葉は、「音楽」という言葉くらい広い定義がある。同時に、僕たちはアフリカから来た人々がつくった音楽を聴いて育ってきた。その音楽からもらったパワーを少しでもアフリカに還 元 することが叶うなら、たいへん光栄なことだと思っています。ASIA AND AFRICA UNITE!
MIKE LADD
全世界が力と強欲を鎖から解き放たれようとした時
見張番は世界を目覚めさせるべく
その頬を不眠不休でつねり続けなければならない。
JUDAH MANSON
親愛なるアフリカのブラザー、そしてシスター達へ貴方が弱さを感じているのなら、強さを贈りたい恐怖を感じているなら、勇気を贈りたい。そして疑いを感じているなら、信念を贈りたい。1日、1日は、貴方の信念を試す単なるテストなのです。気を落とさないで下さい。
私の祈りには、常に貴方達が存在します愛と導きを願って
TUNDE
今回のような地域的オーガニゼーションやコミュニティ全体に働きかけるプロジェクト、そしてチャリティ・コンピレーションの参加者の 1人となれてとても嬉しく思います。この JAGコンピレーションはAIDSや教育、貧困、内戦、難民 その他 様々な問題に苦しむ全てのアフリカの子供達に捧げられるものです。子供達だけではなく全てのアフリカの人々により良い人生を送って欲しいと願う参加者の1人として、僕のコメントや参加自体が困難な状況に置かれているアフリカの人々にとって少しでも助けとなり、又 希望を与えられたらと思います。僕の記憶が正しければ、JAGプロジェクトが一番最初にアフリカへ向けて始動したのは1994年の事。それは様々な問題に苦しむ子供達に笑顔をもたらしてくれました。太鼓奏者、そして JAGコンピレーションの参加者として、僕は、神は1人1人にギフト(=才能)を与えて下さっているのだという事を全てのアフリカの人々に示し、認識してもらいたいと思っています。現在も多くのアフリカ諸国は深刻な状況や問題を抱え続けていますが、認識、そして今回僕達が手段として使った音楽を始めアートという表現で何かが出来るのではないかと強く信じています。今回の JAGコンピレーションが少しでも役立ち、より多くの人々において 他人事ではなく自分の事として様々な問題を受け止める認識と気持ちが増えていってくれたらと思います。有難う。
SUPER SOUL
僕らのブラザー達、そしてシスター達、僕が貴方達に与えられるのは
自分の音楽だけですが、僕にとって音楽は全てです。
そんな僕の音楽から、インスピレーションやセラピーという形ででも
物質的な形ででも、何かを得て頂ければと思います。
平和と恩恵を祈って。
THEMSELVES
これは避寒され、うやむやにされてしまっている全ての物事についての厳粛な曲です。それは太陽から太陽へのいたずらな魔法によるものだったり、時には骨のように風化してしまっていたり、そして時には「王様」の鉤爪やマントによるものだったりします。とはいえ、そこには「かたくな」というある種の気質も存在します。例えば物事の中で自分自身を抑え付けている有様であったり、睡魔を克服しようとしたり、そして怪物や曲、ひいては自分自身とは別の部分で、暗黒の中に何かを置き忘れてしまう。ある生々しい何かそれが常に頌歌の中心に居るものを保護している。老いに向かっている全ての「終わりなきもの」の為に。反意語:「棺桶の中の死体の上に乗る道化」参照
愛をこめて
DJ KRUSH
気になる事は子供達の事です。私も子供を持つ一人の父親なのでリアルに子供の大切さを日々感じて過ごしています。育てて行く中で子供達は親に色々な問題を投げかけ、親を悩ませ親を喜ばせと様々な場面を私達親に経験させ、なおかつ勉強させます。私は生まれたばかりの我が子と初めてご対面し、その小さな体をゴツゴツした私の腕の中に抱き上げた時に、今までの人生では味わった事のない感覚が頭の中で巻き起こり、心の本当に純粋な部分から溢れ出る虹のような涙と気持ちが私のすべてを包み込んでしまいました。親に成った時に目覚める本能とでも言うのでしょうか、うまく表現できません。大人がハラを据えて本気でやらないと子供達の居場所がどんどん無くなって行く。『中途半端な気持ちじゃ子供は心を開かないよ』大人たちへ
NUDEJAZZ (DJ KENSEI & KANKAWA)
7年前、ウガンダの子供達の置かれている状況に対し、抗議の意を込めてKANKAWAは組曲。「ウガンダの祈り」を発表した。その後、アフリカを取りまく状況は全く変わっていないように思う。人類最古の民族であるアフリカが資本主義という名の下に攻撃の的にされるのは決して許されないことだ。今回の"heart beat"は「決して夢を諦めないで!」という子供達への応援歌である。
DJ RISE
まず、本企画に参加させてくれたエグゼクティヴ・プロデューサーの浅野典子氏に感謝。今回僕が K ' naan と作った曲は、本当に聴いていて痛みが伝わってきます。彼の痛みの深さを感じる事が出来ると思います。アフリカのみならず、僕らの周りには僕ら自身が対峙し解決していかなければならない深刻な問題が数多くあります。それには、それらネガティヴをポジティヴに変えていけるような判断を僕ら1人1人が出来るよう、正しい知識を見につける事が必要不可欠だと思います。見るのを恐れるな。真実は痛いけれど・・・。MUSIC IS THE ANSWER!!!
DJ DUCT
一昔前まではメディアへの露出も多かったアフリカの現実。自分の生活スタイルの変化か、社会の変化か、ここ最近は目にしていない。その原因がアフリカの状況が好転したことではないことだけは分かる。日常の慌しさの中で、遠くの国の、しかもつらい現実を見据えることは難しい。しかし今回、この企画に参加した皆、そして、このCDを手にした皆が気づき、思い出し、そして知ることが出来た。『アフリカ 難民』と検索することのない自分が、そして皆が考えるきっかけを得た。この踏み出された一歩は、まだ初めの小さな一歩。だが、動き出すための最も体力を要する一歩。この功績は大きい。最後に、この企画に参加する機会を与えてくれた Es.U.Es に、そしてアフリカに、最高の感謝の意を表して締めくくりたい。ありがとう。
INDEN & AG ASSI (土俵 ORIZIN)
分け合えば、あまるほどモノはあるのにね。何でまだ奪い合うのかな?ま、その争いから身を引いたら真っ先に自分が貧乏になるからね。それは避けたい。けど、それだけだとやっぱ心は乾いています。生きるのがつまらなくなってきます。日本はモノのたくさんある国なのに、自殺する人が世界でもトップクラスです。競争ばっかりでいやになるんでしょうね。ほんとの意味で、頭よくならなきゃいけないと思います。ほんとのことはいろんなことに包まれて、そこからは見えにくいかもしれません、それを見て、知ってしまうことはとても恐ろしいことかもしれません、が、やっぱ見とくべきです。そしてそれをこの社会にもっともっと注入すべきだだだだだだだだだだだっ!!と、思います。『もっともっと笑顔が増えますように』と願いつつ、ここに血を見ない戦いの歌をひとつ。
DJ HIDE
JAG コンピレーション参加が決まって私はアフリカの大地を踏む経験をしました。始めて見る飛行機からの空はアフリカに住む人々の心のように広く、大地は今までの過酷な経験をしてきたことを忘れさせてくれるほど優しく人々を包んでいるかのような、この大陸への期待を思い出します。しかし、 HIV 、紛争、貧困さまざまな問題を悩みを抱える現実は、今の日本での生活からは想像を超えるものでした。 子供達の拉致を防ぐ為の施設や、もと子供兵、社会復帰を支援する NGO の人々、難民キャンプ、 HIV 病棟などはっきり言って憂鬱でした。そんな自分を 元 気付けてくれたのも、またアフリカの人々でした。町の活気の中には笑顔があり、笑顔の中には生きるという意味が込められてる気がしました。生と死、生きるとは??未だに自分では良く分かりませんが、何かが変わったのは確かです。意味のある人生を、、、、、、有難うアフリカ
澤田 純
ぼくは一応、芸術というものを追及しているつもりで生きている。いろいろな場所やいろいろな時代で自分が体験してきたことを絵や音楽などに影響させて表現物を産み出してきた。その過程の中でアフリカには、ナイジェリアに二度、ウガンダに一度、行ってきた。アフリカ諸国のいろいろな事情を少しでも知ってしまったからには、動かざる負えない自分がいる。何度も触れ合ったアフリカの友人たちには教えられることも非常に多い。本当にいろいろと勉強になった。自分の絵や音楽のルーツも元を正せばアフリカなのだろう。そのアフリカが貧困やエイズや内戦やさまざまな問題にあえいでいる。ぼくたちにできることはまだまだたくさんあるようだ。そしてよく考え、よく知ってよく噛み砕いて行動にうつし、アフリカの友人たちに自分たちが出来る範囲でなにか恩返しがしたい。
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